第10回 情報リテラシー論レポート

様々な動画とネット生配信

一般に、スマホは縦に持つものである。他方、パソコンの画面は基本的に横であり、テレビもまた横長が多く、ゲーム機の多くが横にボタンが付いている。

スマホで撮る写真の多くは縦位置が多く、それに比例して動画も縦で撮られることが多い。そういったこともあり、縦動画が近年普及しているようだ。

導入例としては『SnapCgat』『Periscope』『Meerkat』などがある。どれもスマホ向けアプリであり、SNSで見られることを想定しているためか再生時間は短い傾向にある。

再生時間が短いというのは、これまでの番組的な動画とは違い、いわば広告的であると言える。限られた時間の中で端的に情報を伝えなくてはならない。

せっかくなのでこの動画を例にとる。

Twitterに貼られたYoutubeリンクはTwitter上で見れず、わざわざYoutubeアプリを立ち上げなくてはならないので、あまりSNS向きではないと思うがそれはこの際置いておく。

中年男性が何の面白いコメントもせずに黙々食べているシーンというのは基本的に退屈であるが、タイムラプス動画にすることにより、テンポよく見ることができるために何とか視聴に耐えるものになっている。

師曰く「現代人は15分も動画を見続けられるほど暇じゃない」とのことだが、一方で映画やドラマが未だに話題になったり、ネット上でもゲーム実況動画が15分から30分近くあることを踏まえると、

ということになる。

 

テレビを見ながらTwitterで実況する人が多いことや、その反響を集めるランキングが存在すること、テレビ局としてもネット上でテレビの見逃し配信を行っていることなどから、長時間視聴できる人が少ないわけではないことは明らかである。

時間が固定される生放送などもネット上で盛んに行われている。ニコニコ生放送などは有名だが、スマホ1台で生配信ができるツイキャス、若い女性の多いLINE LIVEなど、むしろ暇じゃないと見れないタイプのものが非常に多いのである。FaceBookなどもネット配信が可能になったし、実況専門のOpenrecなんてものもある。近年それらのサービスが増えているということは、単純に忙しい人が多いから15分の動画を見る人はいないという問題でもないのである。

 

とはいえ、外出先で常にイヤホンを持ち歩くわけでもないので、Instagramの1分未満の無音動画は電車内で視聴することを踏まえると非常に理にかなっていると言える。これに関しては、パソコンを常に持ち歩くタイプの造形大生と、そうではない一般人とで若干傾向に差があるのかもしれない。