第4回情報リテラシー論 レポート

多くの人がツイッターなどのSNSに活動の場を移した結果、更新が途絶えたホームページも少なくない。ホームページはまだ構成などを自由に作成できるからまだしも、文章の手軽さという点でブログが衰退したのは想像に難くないことだろう。

かく言う僕もその一人である。小中学生時代に2年ほどブログをやっていたのだが、ツイッターが話題になり始めるとそこで書いたもののまとめで代用するようになり、ついにはそれすらやめてツイッターだけになっていった。

なぜそうなったかといえば、反応が欲しかったからである。ブログは単純に書く時間がかかってしまうし、それに対するコメントも相応に長くなる傾向にあるので、発信と受信に間があるのだ。その点ツイッターは文章量が短いためにコメントも短く済む(というよりも140字までしか書けない)。このレスポンスの良さはブログではありえない。

 

レスポンスの良さといえば、授業中に僕はこんなことを呟いた。

当然ながら、本来ならばテレビ映像をネットに上げるのはグレーどころかアウトである。この震災時のことについてほぼ日でインタビューを受けた際にもこの件について触れているが、「私の独断なので、あとで責任は取ります。」と書いてある通り、これが例えば公式ブログだったらこれほどの速さで対応することはできなかっただろう。一つ一つが短いからこそ、独断でつぶやくことができたのだ。

 

もう一つ、レスポンスと拡散性というと最近話題になったのは何と言ってもPCデポであろう。

件の記事を執筆したヨッピーさんは普段オモコロというサイトでネタ記事を書くのを生業とされている方だが、打って変わって今回は真面目な内容である。

記事自体はブログやニュース記事の形式をとってはいるが、ヨッピーさんは元々ツイッターでも有名な人物であるために、ツイートをフックとしてこの記事は多くの人に読まれた。詳細は省くが、結果としてツイッター内外を問わず多くの反響や、PCデポの過去の行いなどの情報が瞬く間に集められたのはご存知の通りである。授業中も例に出てきたが、こういった拡散性はこれはまさしくスイミーのようであり、SNSの恐ろしくも面白いところである。