第7回 情報リテラシー論レポート

多様な連絡手段のインフラ化

古来インフラに当たるのは手紙であり、時代が進むにつれて電話が加わり、皆が携帯を持ち始めるとそれらはメールに置き換わったりもした。

現代において何が該当するかといえば、一概に言い切ることはできない。時にLINEであり、時にTwitterである。ザックリまとめるならSNSであろうか。ともかく、昔ならばジャンルで分けることができたものが、より区分化されて人によって使ったり使ってなかったりさえする。しかし、何かしら使っている…、そんなややこしい時代が現代である。さらに面倒なことに、メールはメールで使われ、そこに電話が併用され、何だったら手紙の温かみが見直されているために、結局全部使われている。

そしてそれらは、使う使わないはともかくとして、使おうと思えば使うことができる前提で皆生きている。それをインフラという。

 

小学生の頃から割とどっぷりネットに浸かっていた僕にとって、ネットにおけるメールアドレスの公開は危険なものであるという認識である。何かしら変なメールが来ても登録してないサイトからは来るはずがないので、確固たる意志を持ってガン無視を決めこめる小学生だった。しかし、あちこちのサイトを見ていると「★を@に変えてください」とか書いてあるので、それくらいは大丈夫だと思っていたのだが、ロボットの処理能力も上がっているようで、今はそれも危ないそうだ。

とはいえ、メールにおけるスパムの件数自体は減っているそうである。

2009年のメール総数は6兆3000億件で、そのうち9割に当たる5兆7000億件がスパムだったのだが、2015年の段階では5割以下にまで減少したそうだ。

スパムの全メールに占める割合が50%以下に、2003年以来初【レポート】 - THE BRIDGE(ザ・ブリッジ)

単純なスパムそのものの減少というよりは、ボットを弾く能力の向上などによる。「スパムで儲からない」ということが明らかになれば、必然的にスパムが減少していくものと思われるが、今はその渦中にあるようだ。

しかし、それでもスパム自体は来るし、自分でメアドを公開しないように気をつけていても、相手側の不注意で流出してしまうこともある。企業もそうだが、BCCとCCを使い分けない人がいるためである。今回の授業では2つの違いについて述べられていた。

個人対個人であれば普通で良いが、複数にまとめて送る際にはBCCとCCが用いられる。簡単に言えばBCC(ブロック・カーボンコピー)ならば他の人のメアドが表示されないようにできる。何かの行事に参加したとして、主催側がCCでメールを一斉送信すると、他の人のメアドが見れてしまうのである。例というか実際にあったことなのだが。はっきり言って信用に関わる案件なので、気をつけなくてはならないと思う。